AI絵師のその後・・・
1. はじめに
皆さん、こんにちは。テックトークナビゲーターです。先日公開した動画「AIアート販売制限!? 国内から海外へ、クリエイターの新たな舞台を解説」【衝撃】大手ダウンロードショップでAI生成作品の販売停止!AI絵師の未来は?【AI】 - YouTubeが好評だったため、今回はその続編をお届けします。海外での販売に挑戦しているクリエイターたちを見て、国内での販売を行っているクリエイターたちはどのような活動をしているのか、調査してみました。
2. noteについて
noteは、文章をメインとした記事コンテンツを手軽に発信・共有できるサービスです。無料で公開できるだけでなく、有料販売も可能です。しかし、アダルト系の規制や購買層の違いから、AIアートの販売はあまり盛り上がっていないようです。また、決済手数料が高いという問題もあります。
3. Amazonについて
www.amazon.co.jpAmazonは世界最大のオンライン小売業者で、その中でもKindleという電子書籍でAIアートが販売されています。価格は1冊300円から最大20000円程度で、イラスト集からアダルト系まで幅広く販売されています。しかし、実際には定額読み放題のサービス、Kindle Unlimitedに登録して利益を得ている方が多いようです。
4. Adobe Stockについて
stock.adobe.comAdobe StockはAdobeが提供するストックフォトサービスで、高品質な画像、イラスト、動画、オーディオ素材が揃っています。販売した写真が売れると、コントリビューターに報酬が支払われます。その額は、原則的に顧客が支払った金額の33%です。
5.ランサーズについて
www.lancers.jpランサーズはクラウドソーシングサイトで、AI絵をそのまま売るよりも、企業や個人事業主のマスコットや広告などに使う人物絵を要望通りに修正して販売している形が多いです。AI絵の生成技術と絵の修正技術を組み合わせて案件にする高度な仕事が行われています。報酬は、契約金額の16.5%となります。
6. ココナラについて
coconala.comココナラはスキルマーケットの位置づけで、美麗なAI絵の作り方や修正方法などを販売している方が多く見られます。出品者の税込手数料は一律で22%となっています。
7. ヤフオクについて
auctions.yahoo.co.jpヤフオクは有名なネットオークションサイトで、多くのAIアートが出品されています。販売の仕方としては、ポスターにして販売したり、マウスパッドに印刷して販売したり、CDなどにデータを保管してそれを販売している方が多いです。手数料は、Yahoo!プレミアム会員で8.8%、登録なしで10%となっています。
8. まとめ
今回は、国内でAIアートを販売しているクリエイターたちがどのようなプラットフォームを利用しているのかを調査しました。AI絵の販売に関しては、現在著作権や教育モデルなどを含めてグレーな状況です。AI絵は、綿密にテストを重ねて誰にもまねできないプロンプトを作り出す一方で、大量に生産された絵は価格競争を生み出し、市場を崩す可能性があります。そのため、法規制やAI絵専用プラットフォームなど、住み分けが必要となるでしょう。今回のテックトークナビゲーターはここまでです。また次回の記事でお会いしましょう。